研究
研究の仕事は技術によって提供する価値を革新的に高め、事業に貢献することです。
ミツカンはこれまで微生物や健康機能、調理効果やおいしさについて多岐にわたり研究し、実を結んできました。これからも将来をにらんで差別優位性となる価値創造を目指しています。

これを実現させるためには、高性能機器や実験の繰り返しに頼るばかりではできません。常に興味関心を持って物事を見て、良い気づきがあるときに、そのことを分かりやすく説明し、語り合えることも大切です。ミツカンの研究者は、独りよがりではなく、相手に理解されてはじめて価値は実現すると考えています。
商品企画
商品企画は食酢、ぽん酢、つゆ、納豆などのカテゴリーの戦略を立案し、商品コンセプトとそれに基づく4P政策を考えます。4P政策とは、市場、生活者・得意先、自社の視点で機会やリスクを捉え、商品とメニューによる戦略を立てることです。それによって、さまざまな調査から市場動向・生活者のニーズを捉え、お客様の満足につながる商品を企画します。さらに、発売後はお客様がどういう理由で買われたか・買われていないか、食べた後の評価はどうか等を調査で仮説検証し、リニューアルや新商品につなげていきます。商品企画のスタッフはそれぞれのカテゴリーの事業の舵取り役でもあり、営業、生産、物流、品質保証、管理など事業に関わる多くの人達と連携して、商品を具体化させていきます。

ただ単に「おいしい」商品を企画するではなく、「おいしさ」と「品質」のバランスの取れた設計を考え、提供価値に見合った価格を企画します。「おいしさも、価格も、健康も」これら3つを同時に成り立たせていくことを諦めずに追求しています。
調達
安全・安心でおいしい商品を作るために、品質・安定調達・コストのバランスを考えながら調達しています。具体的には新規原料の探索、仕入先との価格交渉、仕入先の工場監査等を行います。技術革新、需給環境、地勢・気象、原料・資材の情報、関連法案、業界構造等の環境変化を捉え、「現場」「現物」「現実」という三現主義で仕入に関する環境認識を常に更新しながら、開発部門と協力して選定・供給します。

仕入先に対し、自らの方が優位な立場であると取り違えることなく、常に襟を正し、誇りをもって対応します。仕入先の方も商品を買ってくださるお取引先様と同じように大切なビジネスパートナーであると捉え、共に成長していくことを心がけています。
開発
開発の社員は、商品企画の社員と二人三脚で協力しながら、開発を進め、調達部門や生産部門と密に連携して商品を工場に導入していきます。開発は市場調査に基づき決められたコンセプトを具現化していくケースもあれば、新原料や新容器の開発、技術的なシーズから発想して商品企画に提案して進めていくケースもあります。また、開発に際し、お客様が求める健康を正しく理解し、科学的根拠に基づき、栄養学的に配慮され、添加物の使用を最小限にすることにもこだわりを持って進めています。

「おいしさも、価格も、健康も」これら3つを同時に成り立たせるために、環境・原料・資材・食品加工技術・オペレーションに関して社内外の技術情報収集を行い、世にある技術を組み合わせ、進化させ、技術の質を高めていかなければなりません。また、すでに発売後の商品に対しても、お客様のさらなる満足をめざし、「おいしさも、価格も、健康も」の視点で、商品設計に関わる「原料資材・生産・物流・提供価値」を見直し、「おいしさ・安全安心・安定供給」を前提とした品質改善、コスト低減も行っています。
生産
お客様にとって、おいしくて安心できる商品を、適正な価格でお届けすることを目指しています。そのために、社内外のさまざまな動きをタイムリーに捉えて、人・設備・在庫・場所・時間・距離を最適に組合せ、サプライチェーン全体の価値を高めていくことや、品質、納期、環境などに関するルールや手順を整え守り高めていく活動をしています。
さらに、継続的によい商品を作り続けられるように、現場の社員一人一人が心身共に安全安心して働ける職場、業務や改善活動を通じて成長していける職場を作ることを大切にしています。
販促企画
ミツカンが提供する商品やメニューの価値を、適切な場面(店頭や食場面)で実現するために、消費者・購買者・調理者・得意先それぞれの立場で、食場面・商品・メニューを組み合わせた魅力ある企画を成案しています。
具体的には、お客様に商品の価値を実感いただけるメニューを開発し、買いたくなるような店頭の工夫を実現するための販売促進を企画しています。
ミツカンの商品だけが売れれば良い! ではなく、どうすればお客様と長期的な信頼関係が築けるか? どのような提案がお客様にとって新しい価値となるのか?お客様に納得いただける価格を実現するためにはどんな付加価値が必要なのか? といった視点で、お得先様に刺激を与えられるような提案を日々考えています。
商品やメニューを通じて「おいしさ」や「健康」を届けるために、お客様の立場に立って、お得意様と一緒になって成長していくことを目指しています。
宣伝
時代の変化にあわせた多様なメディアを活用し、店頭と連動させた広告・PR制作を立案実行し、商品とメニューを中心とした提供価値をお客様に効果的に伝えることで、ブランド価値の向上を実現します。具体的には、マス広告を中心としたコミュニケーション制作の立案からTVCMの制作、自社ウェブサイトの運営等を行っています。
広告宣伝は、大きな投資となるため、限られた資源を有効活用して成果を最大化させる観点や、事実に向き合い、伝えたいことを正しく効果的に伝える観点で、具体的にどのようなTVCMならメニューと商品の価値を伝えることができるのか? どのようなウェブサイトならブランドの価値を高めていくことができるのか?を考えています。
営業
ミツカンには家庭用商品・業務用商品などいろいろあり、営業や提案を行う相手も「小売チェーン本部/店舗/卸店/外食チェーン」とさまざまです。しかし、お客様のニーズを現場の最前線で汲み取り、最適な提案を行うことは共通しています。
環境が常に変化している今、お取引先様のみならず、お取引様から見たお客様や競争相手を知ることを常に心がけ、「お取引先様の課題が何か?」を考えることを使命としています。そして、そのお取引先様の課題を解決するために、当社の提供価値を「商品とメニュー」で検討し、お取引先様とそのお客様との接点(店頭/外食・中食)で具体化していきます。

営業は、短期的な売上や利益を拡大するだけではなく、メーカーとして「ブランド・技術・オペレーション」を活かしながら、お取引先様と共に継続的に成長してゆく取組みを目指しています。 実施した企画や提案は、事実をもって透明性高く、お取引先様と総括を行い、共有し、次につなげていきます。そして、全社の提案品質のさらなる向上につなげるために企画部門、販促部門とも共有しています。
品質保証
品質保証はお客様が要求する「安全安心」な商品を作る仕組みを構築し、生産を支えることが業務です。商品開発を進める上で、品質面や生産面などさまざまな観点から想定されるリスクが商品化までにクリアできていることを確認します。さらに、商品の特徴やキャッチコピーが、お客様に誤解を与えない、裏づけのある内容であるかどうかの審査も行います。生産段階では安全な原材料を使って安定的に生産できるように、残留農薬分析やアレルギーの分析を実施し、洗浄方法の確認、殺菌条件の確認といったルールを作っています。こうしてできた商品は正しい情報とともにお客様に届けられます。

私たちは「安全」だけではなく、お客様の「安心」を守っています。安心は安全に比較すると範囲も広く、果てがないため、提供し続けることはとても難しいことです。しかし、いつの時代もその困難に立ち向かい、お客様を第一に考え、お客様に安全安心をお届けする努力を続けて行きます。品質保証は“ミツカンへの信頼を守る門番”となって、お客様のために業務に取り組んでいます。
お客様対応
お客様対応の仕事は、営業現場と同じくお客様と最前線で関わっています。年間3万件を超えるお客様からのお問い合わせについて一件一件、ミツカンの代表として丁寧に対応しています。 お客様の疑問、不安、不満に応えるだけでなく、お客様からのたくさんのご意見を貴重な情報として分析し、必要に応じて社内に共有し、社内外のリスクの最小化に役立てるなど、「お客様視点」で商品開発ができるよう、開発部門をサポートしています。

お客様からいただいたご意見やご指摘、お問合せ等について、その真意を汲み取り、相手の立場に立って、迅速・誠実・公平公正にお応えしています。2つの原点にあるように、“買う身になった”対応で、ミツカンのブランド・技術を守り、高められるようにしています。
業績管理
業績管理は会社の成長につながる適切な経営判断を支援することが主な業務です。
具体的には「経営の戦略意思を計画としてまとめ上げる支援」「決算期中での損益を中心とした分析を通じ、経営状況の見せる化」を行うことが 主な役割となります。決算期中での見せる化は表面的な数値分析に留まらず、「現地」「現物」「現実」での事実確認を踏まえた会社の状況を適切に示し説明することで、経営の考える業績向上への打ち手構築の支援となるように活動します。

また、グループが掲げる「金の乱れは、会社の乱れ」の考え方の下、各機能が実行する投資や経費が、「その効果を十分に吟味されたものかどうかを確認し牽制していく」ことも役割のひとつです。「支援と牽制」の両面での業務遂行を通じ、会社の成長に貢献しています。